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納品書のメッセージ

2010年の12月にマアルのネットショップを始めて以来、
いただいたご注文に添える納品書には必ずお一人お一人へ数行ですがメッセージを書いております。
忙しい時はスタッフ総出でメッセージを書いてきました。

お客様の過去のご注文履歴を見て、
「ああ、前回お求めいただいた新月ショーツを気に入っていただけたから、
今回はリピートでお求めくださったんだなぁ」
「わ、2年ぶりのご注文!嬉しいなぁ」
「最近はパンツだけじゃなくてタンクトップも必ず一緒にお求めくださるわ♡」と、
ひとつひとつのご注文に、お客様を重ね合わせ想像しながらメッセージを書く時間は、
どんなに忙しくても写経のように、
とても心が落ち着いて、温かいものに包まれていく、私たちにとって貴重な時間です。

ですが、
今月は出荷担当者の出勤日を減らし、半分はテレワーク。
今は、ご注文いただいている一人でも多くのお客様に、確実に届けていくことを最優先しようと思い、
こういうプリントを作りました。

マアルのメンバーひとりひとりが5cm角の紙にメッセージを書き、
プリントし、ご注文いただいた納品書に添えております。

今日、私(櫻木)もB品の出荷を手伝いましたが、納品書に書かれているお名前に、
あー何々さん!何々さん!と、メッセージを書きたい気持ちをぐっとこらえ、
準備をすすめています。

受注確定メールを在宅でしている者も、出荷のパッキングをしている者も、
みんな同じ気持ち。
メッセージを書く作業は私たちにとってのご褒美のようなものだからです。

でも、今は我慢。
もうしばらく、手書きのメッセージはお休みさせてください。

プリントアウトした紙に、たくさん愛を込めて。


 

歩く漕ぐ進む

広島にいるときは、いつもそうだが生産と素イベントの手配や段取りが山のようにある。

昨日も今日も、一体何十人の人とメールを交わし、何人の人たちと話したかな、、、

 

 

そのどれもが、

数日後、数週間後、数ヶ月後にお披露目になる。

 

お客様が喜んでくださる顔が浮かぶ。

 

そして何と言っても私自身が身に付けたい、聞きたい、参加したい。むぐぐぐぐーーー楽しみ!!!

 

 

 

 

そんなことに囲まれて日々過ごしているから、

帰宅して数分だけ覗き見るニュースで、

 

世間とのズレを感じる。

朝の支度の合間に流れているニュースにも、ため息がでる。

 

ワイドショーを見ていると、眉間のシワが深くなる。

 

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暇を持て余している次女にありったけの家事を託し(助かる)、いざ素へ。

 

 

自転車を漕ぐ。

ちょっとテンションの上がるamazon primeのメドレーをイアホンで突っ込む。

 

2分くらい遠回りして、お城と公園を通過する。

 

店の花の水を変える。

お店にいらしたお客様と会話を楽しむ。

 

1着あたりの用尺を計算する。

未だによくわからない決算書を眺めてみる。

 

いつも通りの3月。

 

素の窓から見える桜も、あと数週間で開くでしょう。

 

 

 

今、できることは、いつも通り。

こつこつと、下準備。わくわくと、下準備。

 

 

 

#marruの日々

#お楽しみがたくさん控えているよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素敵、と言わない

糸井重里さんのほぼ日の投稿で最近「めっちゃ」を言わないようにしていると書いてあった。
つい便利で使ってしまうからだそうだ。

私は数年前から、「素敵」だけの表現を使わないようにしていた。
これもまた、便利な言葉で、
いいなぁと思ったら「素敵」と言えば、脳みそ使わないのだ。

どうだから素敵なのか、が大事であって、
その「どう」を言葉に表すことが実はとても難しい。

「素敵」をやめていた時期、
頭の訓練になっていたように思う。

「そう言うことに気づけるところが素敵」
「光の差し込み方が柔らかくて温かみがあって素敵」
「それ以上言わないで納めるところが素敵」


それがどうでしょう、
最近、しょっちゅう「素敵だねぇ」「素敵!」
前にも後にも続かない「素敵」という単語だけが
ぽんぽん口から出ている自覚が有り有り。

疲れているのか。
頭を使いたくないんだな。

SNSの「いいね!」と同じか。



「素敵」だけで済ませることを
またやめてみようと思う。

頭の訓練になるか、
何々だから、を考えるのが面倒くさくて素敵自体を言わなくなるか。




本当にどうでもいいことなので、
この投稿はFBにリンクを貼ったりしないでおきます 笑

自分へのプレゼント 素新月ショーツ


先日
「素」のことをプレゼンテーションする場が与えられました。
緊張で落ち着かない朝。



「あ、今日だ!」

夏に作ってもらったものの、
何か特別な日に身につけたくて、
とっておいたセミオーダー「素 限定新月ショーツ」。


たしか、自分の中で何か大きな仕事がひと段落して(それを思い出せないなんて、、おいおい)
頑張った自分へのご褒美にと

クチナシで染めた生地に、
立花テキスタイルさんでクルミで染めてもらったグレーのレースを選び、発注したショーツ。

自分好みでオーダーしているだけあって、

身につけてみると本当に嬉しく、
テンションが上がりました。



1着1着、マアルの小さな縫製工場でスタッフが丁寧に縫っています。
縫ってる姿を眺めているだけでこちらもHAPPYになる。

お客様それぞれの色合わせが新鮮で、こちらまでワクワク。


合格祈願にオーダーして、入学式に履いていくとか、
転職を決意してオーダーして、新しい場所への初出勤に履くとか、
ダイエットに成功したら履くとか、

なんだかそういう願掛けパンツにもいいなぁと思いました。




今のご発注なら年内の完成もいけるんじゃないかしら。
広島へ、マアルの拠点「素」へお越しいただきたくて、
かなり思い切った価格設定にしています(4,800円+税)。

選ぶ楽しさ、使う喜び。そしてマアルは作る喜び。

自分が発注して、そして履いてみて、改めてこの良さを体感したのでした。
 

この半年の振り返り

娘の友人が我が家に数泊。

いつにもましてうちの中は若者の熱気というか香りというか、に満ちている。

女子大生と女子高校生がいっぺんに笑うと、

いやぁ、、すごい。クラリとするエネルギー。

 

先週は大分から元スタッフ一家が赤ちゃん連れで泊まりに来ていたので、8月の我が家は若い感じだ。

 

 

今日は台風で臨時休業になったため、

家で仕事しつつ、

合宿所のおばさんと化したわたしは3度の食事を作っているのだが、

さすが女子達、気を使ってかとても反応がいいので

ついおばちゃんはウハウハと喜び勇んで張り切ってしまい、

娘達に「いつもと盛り付けまで違うじゃん」とかツッコミを入れられても喜ぶ始末。

 

 

8月も真ん中。

 

マアル事務所・店舗両方とも、今の場所に引っ越してきて半年が過ぎ、

昨日のモデル撮影時には「年賀状」とかいう言葉がチラチラ出始めた。

 

この調子だと本当に、今年も「いよいよ年の瀬ですね」と言ってしまいそう。

 

その前に、ちょっと一息ついたこのお盆で振り返っておこうと思う。

(書き終わって読み返したら振り返りというより改めての決意表明みたいな感じになっているけど)

ここを見つけたのは昨年の9月だったか。

 

場所がないから、と言って「いつか」の棚に押し上げていたいろんなことが、

ここに来たら出来る!と確信した。

 

やらなくて後悔するよりやってみよう。

そう決心して借りた大きな物件だった。

 

 

肌着の企画・製造・販売の「マアル」の仕事に加え、

この「素」souと名付けた場所を企画し運営していく、という仕事を増やした。

 

どちらも私の中では切り離したことではなく、

とても密接に繋がっている。

 

そもそも、

マアルという名前は、

 

私たちを取り巻くさまざまなこと

衣食住、心、生と死、性、家族、医療、環境、社会、地域、、、それらに

優しく寄り添い、まあるい形で繋がりあいたいなぁと願って  

 

付けたもの。

 

よく考えずにmarruというアルファベットを当てはめて、

なんかいいぞ、と気に入った。

 

 

素の立ち上げから半年。

 

それはもう、これまで以上に全力をマアルに注いでいる。

肌着の製造あってこそ、素が動くのだから、両方。

 

これが意外と、頭の違う場所を使うみたいで面白い。

 

 

6年前に白島の店を立ち上げた頃より、当たり前だけど6年分の体力が老いているので、

今の「全力」はあの頃の「全力」より乏しいけれど(特に夜中が)、

 

量より質です。

とかいって、

質も大したことないので(汗)、やっぱり気になったところは「ま、いいか」で済まさず、

あとで後悔しないように、丁寧にやるしかないんだなぁ。

 

昭和根性かもしれないけど、

やるしかないときは、やるしかないのだ。

 

耕すタイミングは、きっと決まっているのだ。

 

 

 

しかも今は、あの頃より頼れるスタッフが増えた。

 

どんどん関わってもらっている。

私が手放す範囲がもっともっと増えるといいな。

 

 

どういう場を求めているんだっけ?

どういうものが並んでいたら一人の客としてのわたしは嬉しいんだっけ?

妊娠したとき、出産後、子育て中、そして今、どういう場に行きたかった?行きたいか?

アトピーで苦しんでいたとき、どういう店にときめいたんだっけ?

 

 

結局肌着作りと根っこは同じ。

 

自分が必要としているもの、こと、場所を作るだけだ。

 

今年は素sou「耕し」の年。

春夏秋冬の春「耕」のコンセプトをカラーでアドバイスをいただいている荒川さんから頂いたとき、うわ、一緒!と鳥肌が立った。

 

いろんな種を、惹かれる種を植えてみたらいい。って思ってます。

 

 

ちょうどいい塩梅に、素では肥やしが(coyashi企画)与えられ、

どんどんふくふくの土になっているもの。

 

 

素にあうものが生え、あとは勝手に育っていくんだろうと思う。

 

 

日が傾くのが早くなって来ましたね。

さぁてと女子達に晩御飯作ろうっと。